アルファブランカが福井県若狭町の製造工場敷地内に整備する「ウエディングドレスミュージアム(仮称)」のイメージ図

 桂由美さんがメインデザイナーを務めるドレスメーカーのアルファブランカ(本社京都市)が、ウエディングドレスを製造している福井県若狭町北前川の工場敷地内に「ウエディングドレスミュージアム(仮称)」を整備する。これまで桂さんがデザインしてきたドレスや新作を定期的に展示するほか、屋外では記念撮影ができるようにする計画。2022年度のオープンを目指す。

 同社を立ち上げた坂下志郎会長が同県小浜市出身で若狭地域の活性化に寄与したいとの思いから、1989年に若狭町に工場「アルファブランカST」を設置。ミュージアムはドレスの魅力をアピールしつつ、「恋人の聖地」レインボーライン山頂公園などと連携するため2017年から計画してきた。また、18年ごろからデザインや企画業務も同町に移行し始めたほか、ブライダルショーを開催するなど、同町をウエディングドレスの聖地にしようと取り組んできた。

 ミュージアムは工場に隣接する約1850平方メートルの土地に整備する。2階建てで延べ床面積975平方メートルで、外観は純白のドレスを連想させるデザイン。2階には体にフィットした優美なラインをつくる「ユミライン」の紹介や、これまでのデザインの変遷が分かるようにする。芸能人が着用したドレスと同じタイプのドレスも展示する予定。

 1階にはフォトオフィスやマスクなどが購入できる売店、カフェも整備する。屋外には西洋風のあずまや「ガゼボ」や鐘、池などを整備し、両親や友人らが結婚の証人となる人前式のほか、金婚、銀婚式などでも使えるようにする。

 総事業費は約3億4千万円。国や町から地域経済循環創造事業として5千万円の補助を得て、20年度に着工、21年度中に工事完了を目指す。

 12月3日の定例会見で森下裕町長が説明し、イメージ図を発表した。森下町長は「年縞博物館などとも連携し、関係人口拡大の新たな宝の一つにしたい」と期待を述べ、アルファブランカSTの小林幸彦所長(55)は「メイドイン若狭のドレスの魅力が存分に楽しめる場所にしたい」と話していた。

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