実証実験が始まった電池推進船=27日、美浜町の久々子湖

 2023年春までに運行再開を目指す美浜町の三方五湖観光遊覧船の実証実験が27日、久々子湖で始まった。年末まで安全面や性能などを確認する。

 船は太陽光などで動く電池推進船で、町の三方五湖観光の目玉の一つとして、昨夏に東京海洋大と開発を進めてきた。全長18メートル、幅3・8メートルで、総トン数14トン。最大で時速27キロを想定している。

 町観光戦略課などによると、搭載しているリチウムイオン電池の蓄電容量は300キロワット時で、電気自動車(EV)約10台分という。実証実験では、1時間運航の電力消費量などを調べ、15キロ程度のコースを1日6便運航できるかなどを検証する。電池や動力が右舷と左舷それぞれにあり、片方が停止しても運航できるかなども調べる。

 この日は報道陣に内部が公開された。広さは客室と操縦席を合わせて約23平方メートル、高さ約1・8メートル。客席は約40席設ける予定で、三方五湖の豊かな自然を望むことができる。後方の屋外デッキは約22平方メートルあり、車いすでも搭乗できる乗降口を設けている。

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