金ケ崎を背に発煙筒でのろしを上げた若越敦賀歴史倶楽部のメンバー=23日、敦賀市の金ケ崎緑地

 戦国期に織田軍が朝倉・浅井軍の挟み撃ちに遭った「金ケ崎の退き口」をのろしでアピールしようと、福井県敦賀市の歴史愛好団体、若越敦賀歴史倶楽部(くらぶ)が23日、同市金ケ崎緑地などでリレー形式で煙をたいた。

 同倶楽部は、北陸新幹線敦賀開業に向け、敦賀の歴史を観光に活用しようと、甲冑(かっちゅう)を着て観光ボランティアに取り組む団体。今回、この日開催の滋賀県内の城跡で次々とのろしを上げる「琵琶湖一周のろし駅伝」に参加する形で、同緑地と同市の手筒山城跡で行った。賛同した美浜町の若狭国吉城歴史資料館も国吉城跡で取り組んだ。

 同緑地には足軽や武将の甲冑を着たメンバー3人が集まり、発煙前に「金ケ崎の退き口」を再現した寸劇を披露。武将役が「おのれ浅井朝倉め。信長様が撤退とのこと。足軽どものろしを上げい」と叫ぶと、足軽役2人が発煙筒で煙をたき、空を見上げていた。

 自前の甲冑で武将役を務めた増田昌広さん(46)=坂井市丸岡町=は「今後も全国から敦賀に観光客が集まるような芝居をしたい」と意気込み、足軽役の鎌谷裕美さん(50)=越前市=は「テンションが上がった。機会があればまた参加したい」と笑顔だった。

 同倶楽部のツイッターで動画を公開する予定。

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