• テープカットでムゼウムのリニューアルオープンを祝う渕上市長(右端)ら=3日、敦賀市金ケ崎町
  • 新ムゼウムを見学するイスラエルのベンアリ大使(中央)ら=3日、敦賀市金ケ崎町
  • リニューアルオープンした新ムゼウムを見学する市民ら=3日、敦賀市金ケ崎町
  • 新ムゼウムへの入館を待つ列=3日、敦賀市金ケ崎町
テープカットでムゼウムのリニューアルオープンを祝う渕上市長(右端)ら=3日、敦賀市金ケ崎町

 大正から昭和初期にかけて敦賀に上陸したポーランド孤児やユダヤ難民の歴史を伝える福井県敦賀市金ケ崎町の資料館「人道の港敦賀ムゼウム」が3日、リニューアルオープンした。各国の大使や県、市の関係者らが新たな門出を祝った。

 新ムゼウムは、第2次大戦中にナチス・ドイツの迫害から逃れ、外交官杉原千畝が発給した「命のビザ」を持って敦賀に上陸したユダヤ難民らについて、史料やパネル、映像などで紹介している。市が約12億円で整備した。

 式典には渕上隆信市長や杉本達治知事ら約100人が出席した。イスラエルのヤッファ・ベンアリ駐日特命全権大使やリトアニア、ポーランドの大使ら各国の要人も訪れた。

 渕上市長は「新しいムゼウムから日本人の優しさと命の大切さ、平和の尊さを発信したい」とあいさつ。ベンアリ大使は「ムゼウムは人道だけでなく生命を象徴している。今後も人種や国籍を問わず、お互いに敬意を払えるような教育を続けるべきだ」と述べた。

 ポーランド大使から新たな史料の寄贈のほか、式典前にはかつて敦賀に上陸したユダヤ難民の子孫が作曲した楽曲の披露もあった。

 開館を記念し、ポーランド孤児の敦賀上陸を示す書類やユダヤ難民の渡航証明書など、約20点を展示する企画展も始まった。毎週水曜は休館日だが、4日は開館する。

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