37年ぶりに里帰りした国宝「蓮唐草蒔絵経箱」=11月2日、福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

 福井県立若狭歴史博物館(福井県小浜市)で開催中の特別展「金色(こんじき)の煌(きら)めき~金に彩られた若狭のたから~」で、37年ぶりに“里帰り”した国宝「蓮唐草蒔絵経箱(はすからくさまきえきょうばこ)」が展示されている。11月23日まで。

 若狭神宮寺(小浜市)が所蔵していたとされ、現在は奈良国立博物館にある。漆皮製で、ふたの大きさは約32センチ×18センチ。中央や四隅に蓮唐草文、周囲にはひらひらと舞うチョウが描かれている。平安時代は貴族により豪華な装飾経が作られたといい、それらを納める経箱として使われていたよう。1956年に国宝に指定されている。

 10月31日から展示されており、来場者は顔を近づけて装飾に見入り「きれいだね」と話していた。

 特別展では金で加工、装飾された若狭ゆかりの美術工芸品計44点が展示されている。観覧料は一般400円、高校・大学生300円、小中学生200円。午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。9日は休館。

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