• たるから出し、パック詰めされた「にしんのすし」=23日、小浜市遠敷のJA福井県若狭基幹支店小浜加工センター
  • 「にしんのすし」のパック詰めを行う女性2人=23日、小浜市遠敷のJA県若狭基幹支店小浜加工センター
  • 250グラムずつパック詰めされる「にしんのすし」=23日、小浜市遠敷のJA県若狭基幹支店小浜加工センター
たるから出し、パック詰めされた「にしんのすし」=23日、小浜市遠敷のJA福井県若狭基幹支店小浜加工センター

 ニシンやダイコン、こうじなどを漬け込んで作る、福井県若狭地方の伝統食「にしんのすし」の出荷が23日、小浜市遠敷のJA福井県若狭基幹支店小浜加工センターで始まった。職員らは「ダイコンが甘く、全体的にほどよい酸味があるのが特長」とPRしている。

 園芸振興課の清水孝宏課長補佐(57)によると、昔は北前船で運ばれてきた身欠きニシンで作った保存食。正月料理としても小浜のほか敦賀でも食べられている。

 2日間塩漬けにした大根に身欠きニシン、こうじ、みりん、トウガラシを加えてたるに入れ、12日間冷蔵、発酵させて作る。

 ダイコンは半月切りで厚さ約1センチ超。長さ約5センチのニシンは2切れ入り、食べ応えがある。9日から製造を開始。初日たる詰めした分をこの日、250グラムずつ61個のパックに詰めた。

 3月初めまで毎週月、水、金曜に約60~80パックずつ出荷し、市内のAコープとJA直売所の2カ所で432円程度で販売する。

 自前で作る家庭は減っており、昨年の売り上げは好調だった。ニンジンやハクサイの千切りを加えたり、味付けにしょうゆを足したりアレンジして食べる家庭もあるという。

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