岩場の転落防止用のロープを点検する若狭消防署員や山岳救助隊員ら=6日、高浜町の青葉山

 福井県高浜町と京都府舞鶴市にまたがる青葉山(標高693メートル)で滑落事故が今年に入り相次いで起きている。昨年は0件だったが、今年は既に3件起き4人がけがを負った。秋の登山シーズンに合わせ、小浜署や同町などが6日、合同パトロールを初めて実施し、危険箇所を確認した。

 同署管内では今年、同町、おおい町、若狭町で計5件発生。このうち3件を占めた青葉山は、「若狭富士」と呼ばれ登山愛好家らに人気がある。しかし魅力の一つである東峰と西峰をつなぐ険しい岩場の稜線(りょうせん)は、滑落事故が起きやすい。3月には40代女性が5メートル滑落し骨折。4月は2人組の男性のうち1人が30メートル滑落し、続いてもう1人も130メートル落ち重傷を負った。8月にも20代男性がけがをした。

 この日、同署高浜交番や町産業振興課、県警地域課の山岳救助隊員、若狭消防高浜分署の計10人がパトロール。登山者に注意を呼び掛けるカードを渡したほか、滑落多発地帯の岩場やロープ、はしご、登山道の足を踏み外しやすい場所、登山者の頭に木が接触しそうな場所などの危険箇所を点検、確認。看板設置場所の参考にしていた。

 見附雅彦高浜交番所長は「十分準備し、自分の技術、体力をしっかり把握し無理のない登山を心がけてほしい」と話していた。

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