• 三方五湖で400年以上続くとされるウナギ筒漁を間近で体感した参加者=21日、三方湖
  • ウナギがさばかれる様子を見る子どもたち
  • 三方湖産のウナギを味わう子どもたち=若狭町鳥浜
三方五湖で400年以上続くとされるウナギ筒漁を間近で体感した参加者=21日、三方湖

 福井県の美浜、若狭両町にまたがる三方五湖で400年以上続くとされるウナギ筒漁の見学会が21日、若狭町の三方湖で開かれた。同町内の約70人が伝統漁法を間近で体感し、貴重な三方五湖のウナギを味わった。

 若狭町鳥浜の児童の保護者ら約30人でつくる団体「クラブバードビーチ」が主催した。三方五湖の一斉清掃などに取り組む「若狭町女性の会」に感謝を示そうと会員を招待。三方五湖の伝統に理解を深めてもらおうと会員の子どもたちも招いた。地元の鳥浜漁協などが協力した。

 ウナギ筒漁はパイプを湖底に約3日間沈めた後、水平の状態で引き上げる漁法。会員や子どもたちは漁師がパイプを引き上げる様子を小型船から見学した。この日はテナガエビやハゼが取れた。漁師からは「貴重な資源を取り過ぎないよう、昔からふたや返しはつけていない。引き上げる時にウナギが逃げることもある」などと教わった。

 その後、漁協が用意した三方湖産の約50匹をさばいてもらい、町産の冬水幸福米とでうな丼にして堪能。三方湖のウナギを初めて食べた児童は「身が柔らかくておいしかった。同じ漁法が400年以上も続いていてすごい」と驚き、河原智美さん(35)=井崎=は「子どもたちが伝統漁法を見ることはなかなかないのでうれしい」と喜んでいた。

 クラブバードビーチの田辺寛之代表は「地元にいても三方五湖のウナギを食べられる機会は少ない。素晴らしい食材のことを知ってもらえたら」と話していた。

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