• 杉田玄白の偉業を顕彰するパネル、解体新書のレプリカなどが並ぶ「杉田玄白ラボ」=1日、小浜市白鬚のまちの駅
  • 小麦粉フリーのワッフルが人気の「カフェ シーズンズ」=2日
  • グルテンフリーの菓子や箸などが並ぶセレクトショップ「TEtoKI」=2日
杉田玄白の偉業を顕彰するパネル、解体新書のレプリカなどが並ぶ「杉田玄白ラボ」=1日、小浜市白鬚のまちの駅

 福井県小浜市白鬚のまちの駅が今月、リニューアルした。飲食・物販スペースがある付帯施設に小浜藩の蘭学医・杉田玄白(1733~1817年)を顕彰する資料が展示され、オーガニック食品などを扱う地元セレクトショップと、牛乳や卵、小麦粉を使わないワッフルが人気の地元カフェが開店。新たな魅力で市民や観光客らがこれまで以上に集い、憩う場にと期待がかかる。

 4月末に物販・飲食店を運営していた市内の社会福祉法人「つみきハウス」が退店。市民ら約30人でつくるNPO法人「杉田玄白・小浜プロジェクト」、小浜の箸や木皿、全国から集めた菓子や調味料などを販売するショップ「TEtoKI(てとき)」、スイーツなど提供の「カフェ シーズンズ」(同市上田)が入居。8月1日から営業を始めた。

 NPOの展示スペース「杉田玄白ラボ」には、杉田玄白が刊行した解剖学書「解体新書」5冊や回想録「蘭学事始」2冊(いずれもレプリカ)、木像や自画像写真パネル、18世紀にオランダで使われていた顕微鏡、医療・健康に関する本などの資料約30点が並んでいる。杉田玄白に関する資料展示は公立小浜病院内に次いで市内2カ所目。

 NPOは昨年8月に設立され、県の補助金を受けて顕彰事業などを展開。北陸新幹線敦賀開業後を見据え、数年以内に杉田玄白ミュージアムを小浜市内に建設することを目標にしており、小西淳二理事長(80)=公立小浜病院名誉院長=は「その第一歩として近代医学の先駆者を顕彰し情報発信するのはもちろん、(まちの駅の)観光拠点としての発展の一翼を担いたい」と話している。

 1日は関係者約20人が出席して記念式典が行われ、来賓8人がテープカットして祝った。

 まちの駅は火曜休館。セレクトショップは第2、4日曜も休店する。カフェの営業は当面9月末までの金土日曜(第2・4日曜除く)祝日の予定で、同市上田での営業は一時休業する。

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