ごみ拾いやバスの見送りなど、おもてなし隊として尽力した高校生=2日、敦賀市の気比神宮

 福井県敦賀市を訪れた観光客をもてなすボランティア団体「つるがおもてなし隊」にこのほど、市内3校の高校生約120人が期間限定で加わった。商店街や気比神宮の清掃活動などを通し、地元活性化と魅力発信につなげる。活動初日となった2日は、観光客を乗せたバスを見送るなど、はじける笑顔でもてなした。

 おもてなし隊は「優しい敦賀」をアピールしようと2018年に発足。同年の福井国体・障スポで選手や観客の記念写真撮影などに協力したのが始まりだ。現在はNPO法人「THAP(タップ)」のメンバー23人で構成している。

 19年からは月1回に活動を固定化。毎回10人弱が参加し、気比神宮や各商店街で、観光地のパンフレット配布や道案内などのおもてなしに精を出してきた。ただ、23年の北陸新幹線敦賀開業に向け、今後は活動を毎週に増やしたい考えだが、人数が足りないのが課題という。

 そこで、タップの池田裕太郎理事長(59)が「将来の隊員を増やしたい。若い力で敦賀を盛り上げてほしい」と敦賀高、敦賀工業高、敦賀気比高に協力を依頼したところ、多くの生徒が賛同。9月末まで毎週日曜日、5~10人が参加することになった。

 活動初日の2日は、高校生23人とタップの隊員7人が参加。商店街や気比神宮の境内をくまなく清掃したほか、「こんにちは」と大きな声であいさつしたり観光バスに笑顔で手を振ったりと、心温まるサービスで観光客を迎え入れた。道行く人から「キレイにしてくれるから気持ち良いわ」など感謝の言葉を掛けられていた。

 敦賀気比高の生徒(2年)は「敦賀の歴史など伝えられたら喜ばれるかも。また来たいと思ってもらえるよう頑張りたい」と意気込む。同校の生徒(3年)は「敦賀の魅力は温かい人柄。良いイメージを持ってもらいたい」と話していた。

 池田理事長は「観光客の反応も良かった。高校生もまちを歩くことで新たな魅力発見につながるはず。今後も協力をお願いし、ともに敦賀を盛り上げていきたい」と話していた。

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