• 8月1日にオープンするレストラン内外海。オーシャンビューも楽しめる=27日、小浜市志積
  • ランチで提供されるパエリア、たこ飯など
8月1日にオープンするレストラン内外海。オーシャンビューも楽しめる=27日、小浜市志積

 福井県小浜市志積(しつみ)の築約40年の民宿の離れを改装した「レストラン内外海(うちとみ)」が8月1日、オープンする。海側がガラス張りの開放的な空間で、オーシャンビューとともに地元の海と山の幸を使った和洋料理が楽しめる。海水浴客が年々減少していく中で、新たな切り口で漁村の魅力を発信していく試みで、27日に開かれた内覧会で経営者らは「レストランを目当てに小浜に訪れる人を増やしたい」と気持ちを高めている。

 市が2017年に策定した「内外海地区活性化計画」の中で、高齢化が進む民宿事業者支援のため同地区に漁家レストランを整備することを計画。志積で民宿を営んでいた西川徹さん(55)が名乗りを上げ昨年1月、株式会社「志積」を設立した。民宿と空き家計3軒をレストランと宿泊施設に改修する計画で、宿泊施設は今秋オープンを予定している。

 市の地域おこし協力隊員2人が社員としてサポート。徳川貴文さん(33)が経営管理、イタリアンで経験を積んできた柳信吾さん(27)が調理を担う。京都とニューヨークで活躍する料理人中東篤志さんが料理を監修した。

 木造平屋建てで24席ある。ランチセットは、若狭湾で朝採れた魚介を使ったパエリア、魚介と肉類のパスタ、たこ飯、海鮮カレーの5種類(各1200円~)。9月からディナーも営業し、和洋2コース(各6500円~)から選べる。

 宿泊施設を含めた事業費は約1億1700万円。国、県、市から補助を受け、今年1月に着工した。レストランの今年の売り上げ目標は約500万円、2023年は3千万円。

 内覧会には行政、報道関係者ら約20人が集まり、ランチメニューのたこ飯、パエリアなどを味わった。

 海水浴客の日帰り化、民宿事業者の高齢化で小浜市内の民宿は50軒以下に減少。西川さんは観光客を増やして地域に活気を取り戻したい考えで、「和洋織り交ぜた素材を生かした味には自信がある。ゆくゆくは福井県の観光の看板にしたい」と話していた。

 ランチは午前11時半~午後3時、ディナーは午後6時~同10時。祝日を除く火、水曜定休。問い合わせは同店=電話0770(54)3531。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)