神楽町1丁目商店街が製作した「神楽バッグ」

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で打撃を受けた福井県敦賀市内の観光業や商店街が、新たな商品開発や販路開拓、集客キャンペーンに力を入れている。感染第2波の懸念がくすぶる中、事業の継続へ知恵を絞っている。

 旅行業「マップトラベル」(中央町2丁目、大道正彦会長)は2日、米ハワイの人気土産品の詰め合わせなどを販売するオンラインストアを開設した。

 「今はハワイに行きたくても行けない。自宅でハワイ気分を味わってほしい」と担当者。パンケーキやコナコーヒー、オーガニックのハチミツ、パイナップルジャム、アロマなどのセットを3種類販売している。

 オンラインストア開設と併せて新設した同社の公式キャラクターのオリジナルグッズや、ホノルル生まれの雑貨ブランド「SoHa Living」など、取扱商品を充実させる予定。担当者は「当社はハワイのツアーに力を入れてきた。その強みを生かして旅行以外の商品も展開し、中長期的には会社のブランディングにつなげていきたい」と強調する。

 神楽町1丁目商店街は、県の新型コロナウイルス対策の補助金を活用し、非売品のオリジナルエコバッグ「神楽バッグ」を製作。6月下旬から十数店が参加したキャンペーンを展開し、参加店で一定額のセット商品などを購入した人らに提供している。

 全国の小売店にレジ袋の有料化を義務付ける制度が1日にスタートしたことも踏まえ、商店街の女性店主らでつくる「べっぴん会」が企画した。気比神宮門前の立地を生かし、しめ縄や鳥居などをあしらったデザインが好評で、既にバッグが品切れになった店もある。

 べっぴん会の中道尚子会長は「思ったより反響がある。まずは商店街に来てもらい、身近なところから環境問題を考えるきっかけにもなれば」と話す。

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