• 収穫した杉箸アカカンバを川で洗う山口さん=9日、敦賀市杉箸
  • 収穫した杉箸アカカンバを川で洗う山口さん=9日、敦賀市杉箸
  • 収穫した杉箸アカカンバを川で洗う山口さん=9日、敦賀市杉箸
  • 収穫後の杉箸アカカンバを川で洗うと、赤紫の発色がより鮮やかになった=9日、敦賀市杉箸
  • 日差しを浴び、赤紫の実が輝く杉箸アカカンバ=9日、敦賀市杉箸
収穫した杉箸アカカンバを川で洗う山口さん=9日、敦賀市杉箸

 福井県敦賀市杉箸で、伝統野菜「杉箸アカカンバ」の3月末に種をまいた「春まき」の収穫が始まっている。9日は地元生産組合代表の山口一夫さん(72)が朝から約12キロを採り、近くの川の澄んだ水で土を落とすと赤紫の実が日差しに輝いた。

 山あいの集落で150年以上前から守り伝えられてきた杉箸アカカンバは、赤カブの一種で、しゃきっとした歯応えとほどよい辛み、苦みが特長。8~9月に種をまく「秋まき」が年間生産量の9割近くを占め、寒くなるほど甘みが出てくる。

 春まきは東京の百貨店を中心に、加工品とセットで出荷している。この時期は春野菜と夏野菜の端境で、盛り付けの彩りなどとして県内外の料理店からも注文が入る。今年は例年並みの約400キロの収穫を見込む。4月に気温の低い日があった影響でやや小ぶりという。

 生産組合は昨年、低温乾燥機を導入し、新たな加工品開発にも取り組む。山口さんは「杉箸のきれいな空気と水で育った味を楽しんでほしい」と話した。

 一般販売は予約で受け付けている。問い合わせは山口さん=電話0770(27)1048。

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