窓に貼られたスローガン、メッセージ入りの塗り絵=おおい町佐分利公民館

 「勝利の日はちかいぞ」「医療スタッフさんありがとう」-。新型コロナウイルス感染拡大の収束に向け、福井県大飯郡おおい町でメッセージ入り塗り絵を窓に掲げる取り組みが広がりをみせている。医療や物流など社会を支えて働く人に感謝し、我慢を続ける町民を鼓舞する言葉が並ぶ。一致団結して乗り越えようという思いがあふれている。

 同町佐分利公民館の川口典子館長が発案した「おおい町のメッセージ You&Meプロジェクト」。欧米で子どもたちが虹の絵を窓に掲げ、励まし合う姿がヒントになった。町のマスコットキャラクター「うみりん」の塗り絵(A3判)を用意し、それぞれスローガンと、メッセージを書き込む欄を加えた。

 「まけない」「今はガマンでがんばろう」などスローガンは5種類ある。うみりんがウイルスをパンチしたり、マスクをしていたりする絵柄は川口さんが考えた。公民館長会議で提案し4月中旬から町内の4公民館、2図書館で塗り絵を配っている。

 保育所などの協力もあり、約150枚を配布済み。郵便局やカフェ、事業所などの玄関や窓で見かけるようになった。メッセージ欄には「私たちは手洗い、うがいをしっかりしよう!」「1人1人の努力と知恵でがんばって乗り切ろう」などと書かれている。

 川口館長は「みんなで頑張っているという一体感を発信し、日常を取り戻すまでの支えになれば」と話す。福井県の緊急事態宣言が解除されたことを受け、今度は「油断大敵」とのスローガンが書かれた6種類目の塗り絵作りを考えている。

窓に貼られたスローガン、メッセージ入りの塗り絵=おおい町佐分利公民館

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