レストランに改修予定の四季菜館。左奥に見えるのは道の駅「若狭おばま」=2月7日、福井県小浜市和久里

 福井県小浜市は2月7日、同市和久里の道の駅「若狭おばま」に、地場産農産物を活用したレストランを新設する方針を明らかにした。西側に隣接する四季菜館を改修し、来年5月1日オープンを目指す。合わせて市民農園を廃止して駐車場として整備し、混雑緩和を図る。2021年度以降の農産物販売スペース増設も計画している。

 道の駅には軽食を中心に提供するフードコートがあるが、「充実した食事を提供してほしい」という声が寄せられていた。物販の地場産農産物コーナーは35平方メートルと狭く、品目が少ないのが課題だった。

 道の駅近くの舞鶴若狭自動車道小浜インターチェンジ(IC)は、「ETC2・0」搭載車が一時退出できる社会実験が行われている。同IC前後約150キロ区間の高速道路には食事できる施設がなく、新設するレストランを、サービスエリア的に活用してもらうことを期待している。

 四季菜館は09年、農産物の調理、加工ができる施設として開館。市の第三セクター、まちづくり小浜(おばま観光局)が管理し、調理実習室、農産品加工室などを貸し出している。近年は約280万円の維持管理費が掛かっているが、年々利用者は減っている。

 木造平屋建て、床面積471平方メートルの建物のうち、調理実習室、農産品加工室を改修してレストラン(221平方メートル)と調理場(74平方メートル)を設ける。会議室を事務室(107平方メートル)とし、現在入っている同社の事務所を移転する。10月ごろ着工予定。

 年間目標客数は、16~18年の道の駅の入り込み平均客数の5%に当たる2万5千人。客単価を1200円とし、年間3千万円の売り上げを目指す。道の駅の指定管理者、まちづくり小浜が管理する方針。市民農園を廃止し、約1690平方メートル、40台程度の駐車場を造る。

 整備費はレストランが9200万円、駐車場は4169万円で、新年度予算案に計上する。いずれも国が5割、県が3割を負担。レストランは残りの2割を市と同社で1割ずつ担い、駐車場は市が残りの2割を負担する。

 道の駅では東側の物販施設と、市内外の催しを発信し、トイレがある休憩施設が分断されている。両施設をつなぐ形で農産物販売コーナーを21年度以降に新設。情報発信と物販を一体的に行う。売り場面積は現在の約3倍となる約100平方メートルを想定している。

 7日開かれた市議会全員協議会で、理事者が説明した。

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