• 開発したサバまんについて発表する小浜市今富小5年生=2日、同校
  • 地元の岡津製塩遺跡の魅力を語る加斗小6年生=1日、小浜市の同校
  • 鯉川シーサイドパークをビーチバレーボールの聖地に、と提案する加斗小5年生=1日、小浜市の同校
  • 蒼島の魅力を発信する加斗小6年生=1日、小浜市の同校
  • 松崎小浜市長(中央)と記念撮影する加斗小5、6年生=1日、小浜市の同校
  • 提案する加斗小6年生=1日、小浜市の同校
開発したサバまんについて発表する小浜市今富小5年生=2日、同校

 昨春から古里の魅力を調べる活動に取り組んできた小浜市今富小、加斗小の5、6年生が1、2日、各校で成果を発表した。「サバまんで小浜をPR」「岡津(おこづ)塩あめを新しいお土産品に」「若狭鯉川シーサイドパークをビーチバレーボール競技の聖地に」と、小浜を元気にするためのアイデアを松崎晃治市長に提言した。

 2010年度から始まった市の「ふるさと小浜MIRAI事業」の一環で、毎年1~3校が指定校に選ばれている。両校では昨春、児童が松崎市長から「元気で住みやすい街になるにはどうしたらいい?」と問題を投げ掛けられ、総合的な学習の時間を活用して解決策を考えてきた。

 今富小5年生は、サバや地場産野菜を詰め込んで開発した「サバまん」について、37人が発表。クイズを交えながら、作り方や材料、開発の苦労などを紹介した。

 小浜の食を代表するサバに着目し、昨年9月末ごろから商品開発に挑戦した。発表では、サバまんの中には焼きサバのほか、地場野菜の「谷田部ねぎ」などが入っているとPR。子どもから大人までおいしく味わえるよう何度も試作、試食を繰り返したという。

 今後、市内のスーパーや道の駅での販売を予定。5年生はサバまんで小浜をPRし「来たい、住みたい、戻りたいまちにしたい」と訴えた。渡辺柑菜さんは「みんなの頑張りが伝わったと思う。小浜市といえば『サバまん』というくらい有名にしたい」と話していた。

 加斗小6年生15人は、古墳後期から奈良時代にかけて栄えたといわれる地元の岡津製塩遺跡をヒントに、お土産品「岡津塩あめ」を提案。小浜市のPRを盛り込んだパッケージ案も披露し「日持ちするし、遺跡のPRにもなる」とアピールした。

 泣く泣く断念した案も披露した。地元の小浜湾に浮かぶ無人島「蒼島(あおしま)」の知名度がないことを修学旅行先での調査で知り、くずまんじゅう「あおしまんじゅう」作りを検討。この日の発表会では、参加した地元住民ら約80人に児童の手作りが配られた。しかし「日持ちしないのでお土産に向かない。あきらめました」と児童が打ち明けると住民らからは落胆の声が漏れた。

 5年生12人は福井国体などでビーチバレー競技の会場になった若狭鯉川シーサイドパークに各種大会を誘致し集客力を高め、同競技の聖地にしたいと提案した。

 児童らは「地域の宝を守ってきてくれた地域の人たちに感謝」と話し、学習を通じて今後は自分たちがその担い手になる自覚を持った様子だった。

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