人道の港敦賀ムゼウムを見学するペレルさん(中央)とケーラー総領事(右)=30日、敦賀市金ケ崎町

 イスラエルの平和運動家、サロモン・ペレルさん(94)が30日、福井県敦賀市金ケ崎町の「人道の港敦賀ムゼウム」を訪れた。ペレルさんは「史実を知ってもらうのに重要な施設。次の世代は過去の教訓を学ばないといけない」と強調した。

 ドイツに生まれたペレルさんは、ユダヤ人でありながらナチス・ドイツが作った青少年の教化組織ヒトラー・ユーゲントに所属した経験があり、これを基にした自伝が映画化された。現在はドイツをはじめ世界各国で平和に関する講演活動に取り組んでいる。

 京都市での講演などを目的に初来日し、大阪・神戸ドイツ総領事館の紹介で来敦。ベルナー・ケーラー総領事らとともに、ポーランド孤児上陸やユダヤ難民受け入れの歴史に関するパネルを見て回った。

 ペレルさんはポーランド孤児の展示が印象に残ったといい「二度と戦争を繰り返してはいけない。平和の大切さを訴えていく必要がある」と話した。

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