微住や地域通貨、漂着ごみについて意見を交わしたトークイベント=18日、小浜市加茂のアイザワ商店

 移住でなく一定期間だけ定住する「微住」などについて話し合うトークイベントが18日、福井市小浜市加茂のカフェレストラン「アイザワ商店」で開かれた。県内外の約20人が参加。「微住者が使える地域通貨を発行しては」といったアイデアを出し合った。

 漂着ごみのリサイクルを目指す小浜市のグループ「アノミアーナ」が企画。微住の提唱者で、福井市出身のプロデューサー田中佑典さん(33)=東京都=をメインゲストに招いた。

 田中さんは、「自分のこととして地域の祭りに関わってもらう」ことなど、微住者が住民と接点を設けることの重要性を訴えた。また、現地での体験を経て作ったものを持ち帰らず、住民に使ってもらうことが地域との交わりをさらに深めるとした。そのうえで「微住」の期間について「1カ月の滞在ではだらけてしまう」とし、2週間が適切との見方を示した。

 おおい町の無住集落や漂着ごみの回収が追いつかない若狭の海岸の現状に関しても話し合われた。奉仕作業の対価として微住者が使える地域通貨を発行したり、ごみ回収への協力を要請したりすることで地域との接点が増え、無住集落の活性化や海岸の美化につながるといった案も出された。

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