• トラックの水槽からいけすに移されるトラウトサーモンの稚魚=14日、小浜市宇久の宇久漁港(川上桂撮影)
  • トラックの水槽からいけすに移されるトラウトサーモンの稚魚=14日、小浜市宇久の宇久漁港(川上桂撮影)
  • トラックからいけすに移されるトラウトサーモンの稚魚=14日、小浜市の宇久漁港(川上桂撮影)
  • いけすに移されるトラウトサーモンの稚魚=14日、小浜市の宇久漁港(川上桂撮影)
  • トラウトサーモンの稚魚=14日、小浜市の宇久漁港(川上桂撮影)
トラックの水槽からいけすに移されるトラウトサーモンの稚魚=14日、小浜市宇久の宇久漁港(川上桂撮影)

 「ふくいサーモン」として出荷するトラウトサーモンの海面養殖が14日、福井県小浜市宇久(うぐ)の宇久漁港で始まり、生きのいい稚魚約3千匹(合計約1・2トン)が次々といけすに移された。今回で4季目。昨季の稚魚生存率は約9割と高水準で、生産者は「今年も負けないくらいの生存率で育てたい」と意気込む。春にかけて約5・5トンにまで大きく育てて出荷する。

 市漁協、同市西小川、加尾、宇久の漁業者、海洋土木建設業者でつくる「小浜市トラウトサーモン養殖振興協業体」が取り組む。大野市内の施設で育て、小浜市の県栽培漁業センターで海水に慣れさせた体長約30センチ、重さ約400グラムの稚魚をトラックで漁港に運んだ。昨季は約2400匹、約1トンだった。

 漁業者らは、トラックの水槽から稚魚をかごですくい、6メートル四方のいけすに通じるホースに次々に投入。稚魚は銀色の体をぴちぴちとはねさせながら海に飛び込み、元気に泳いでいた。いけすは西小川沖合に移して海水温が18度になる前の春まで育てる。目標は体長60~70センチ、重さ約2キロで、4~5月にかけて出荷。主に市内のスーパーで流通する。

 3季目の生存率は、2季目の約7割を上回る約9割。生産ノウハウが蓄積され、海水への耐性が強いとされる稚魚を使い始めたためという。市漁協業務課の上丞誠一課長は「1匹当たりの大きさが大きくなるほど単価が上がる。今年も高い生存率で育てたい」と話している。

 県内では福井市、美浜町、おおい町内でも養殖している。今季の県内全体の出荷目標は約150トン。2024年度に400トンを目指している。

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