• 青空の下、「祝い言葉」を歌いながら歩く子どもたち=11日、小浜市新保
  • 軒先の竹を棒でたたきながら「祝い言葉」を歌う子どもたち=11日、小浜市新保
  • 軒先に設けられた竹を松の木の棒でたたく子どもたち=11日、小浜市新保
  • 子どもたちが手にする松の木の棒。ツルやカメなどの絵が描かれている
青空の下、「祝い言葉」を歌いながら歩く子どもたち=11日、小浜市新保

 無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)などを願い、子どもたちが集落の一軒一軒を回る伝統行事「戸祝い」が11日、福井県小浜市新保で行われた。独特の「祝い言葉」を大きな声で歌いながら歩き、家の軒先を棒でたたいて福を届けた。

 戸祝いは同市のほか美浜町、若狭町、おおい町の約30カ所余りで行われており、小正月ごろに営まれることが多い。昨年、国選択無形民俗文化財になった。

 新保では小学1~5年の男女9人が参加。この日は青空が広がるすがすがしい天気で、子どもたちは「といわいましょか」「まんめでとうあん」などと歌いながら歩き、集落に元気な声が響き渡った。約2時間半かけ、37軒を回った。

 子どもたちは「謹賀新年」の文字や、富士山やツル、カメなど縁起の良い絵を自ら書き込んだ長さ約20センチの松の木の棒を手にし、各家では軒先の柱などをコツンとたたいた。全員がたたき終わると、住人から「ご苦労さま」とねぎらいの言葉を受け、お年玉やお菓子をもらっていた。

 集団の最後方で低学年を見守りながら歩いた冨永愛花梨さん(小浜美郷(みさと)小5年)は「元気よく、大きな声で歌えた。みんなの家に幸せが来てほしい」と話していた。

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