• 小浜市内12地区の伝承料理を味わう市民ら=8日、同市今富公民館
  • 小浜市内12地区の伝承料理を味わう参加者=8日、同市今富公民館
  • 小浜市内12地区の伝承料理を味わう参加者=8日、同市今富公民館
小浜市内12地区の伝承料理を味わう市民ら=8日、同市今富公民館

 福井県小浜市内12地区の伝承料理を味わう「健やかふるさと料理の会」は8日、同市今富公民館で開かれた。「新田(しんでん)ごぼう」「尾崎ダイコン」「府中ダイコン」など地元でも希少価値の高い食材を使った品も並び、市民ら約100人は「懐かしい味」「うまい」などと舌鼓を打っていた。

 市食生活改善推進員連絡協議会(すこやか会)が毎年開いている。チケットは有料だが、毎年すぐに売り切れになるほど人気を集めている。

 里芋の田楽みそあえ(小浜地区)鯛(たい)そうめん(西津地区)麩(ふ)の辛しあえ(国富地区)なまぐさ汁(宮川地区)谷田部ネギのサバぬた(口名田地区)など、17品が各テーブルにずらりと並んだ。

 「たたきごぼう」は、口名田地区の2軒の農家が作る「新田ごぼう」を長さ3、4センチに切ってゆでて軽くたたき、砂糖、しょうゆ、酢で味付けされている。尾崎、府中の両ダイコンは白あえにして出された。

 初めて参加した森下敦子さん(77)はニシンやダイコン、こうじなどを漬け込んだ「にしんのすし」を絶賛。「自分でも作るけど、きょうのはそれ以上に独特の味がして、おいしい」とはしが進んでいた。

 参加者にはメニューとともにレシピも配布された。すこやか会の時岡真佐子会長(65)は「伝承料理は今伝えていかなければ廃れていってしまう。食べてみて、家で作ってみようと思っていただけたらうれしい」と話していた。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。)