各自治体ごとに伝わるサバのぬたを皿に盛る参加者=30日、小浜市遠敷のJA若狭本店

 若狭の伝統料理を味わう「若狭のスローフードを楽しむ会」が30日、小浜市遠敷のJA若狭本店で開かれた。約100人が参加し、焼きサバ入りのちらしずしやサバのぬたなど地元ならではの料理を味わった。

 伝統・伝承料理を次世代に伝えていこうと、同JA女性部が開いた。今回で16回目。小浜市、若狭、おおい、高浜各町から参加者を募った。

 焼きサバ入りちらしずしは、高浜町で冠婚葬祭の時に作られる料理で、甘辛く煮た焼きサバの味が特徴。イゴと呼ばれる海藻を鍋で炊いて固めた寒天のような料理も出て、参加者は物珍しそうに皿に取っていた。各自治体ごとに出されたサバのぬたは、材料やみその量などが少しずつ違い、食べ比べを楽しんだ。

 清水房枝さん(74)=若狭町=は「これをきっかけに家庭でもサバのぬたを作ってみたい」とおいしそうにほおばっていた。女性部の大西美智子部長は「伝統料理は地産地消の原点。食卓に並び、家族のだんらんにつながれば」と話していた。

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