五輪選手から　大人も子どもも滑る楽しさ　村上、田中さんスケート教室　敦賀・１００人学ぶ

• 歩き方を教える村上さん＝４日、敦賀市のニューサンピア敦賀
• 後ろ向きに滑る方法を教える田中さん（中央）

歩き方を教える村上さん＝４日、敦賀市のニューサンピア敦賀

　フィギュアスケート元五輪代表、村上佳菜子さんと田中刑事さんによるスケート教室が１２月４日、敦賀市のニューサンピア敦賀で開かれた。２人は子どもから大人まで約１００人に丁寧に基本を伝授。参加者はプロからの指導に目を輝かせ、リンクで滑る楽しさを味わった。

　２０２４年春の北陸新幹線敦賀開業に向けたカウントダウンイベントの一環。北陸唯一の日本スケート連盟公式リンクをＰＲした。

　２部に分けて行い午前の部には４歳～小学６年の５５人が参加した。村上さんは、初めてや経験の浅いクラスで転んだ時の立ち方から指導。「四つんばいでワンちゃんの姿勢になって立とう」と明るく伝えた。だんだん滑れるようになると「すごい上手になった」と笑顔で褒めた。

　田中さんは一番上のレベルのクラスで後ろ向きに滑る方法などを指南した。２人はクラスを入れ替わり子どもたちと触れ合った。松原小４年の児童は「２人とも優しく教えてくれて楽しかった」と喜んでいた。

　田中さんは「さまざまなレベルや年代の人が、ちょっとずつできるようになって表情が明るくなっていくのがうれしかった」と指導を楽しんだ様子。今回、ニューサンピア敦賀の恐竜をモチーフにした客室に宿泊したという村上さんは「部屋が衝撃的だった。カニを食べることもできて福井がより好きになった」と話した。

　この日は２人による演技披露とトークショーもあった。