山車の上で子どもが踊りを披露したみかた祭り=17日、若狭町三方のふるさと会館

 福井県三方上中郡若狭町三方のみかた祭りが9月17日、集落内のふるさと会館で開かれた。新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催となり、会場に据えた山車(やま)の上で子どもたちが踊りなどを披露し、地域を盛り上げた。

 地元の3神社で営まれる大祭に合わせ、1921(大正10)年に始まった歴史ある祭り。例年、漆塗りの重厚な山車が集落内を巡行するが、今年は新型コロナ感染対策防止のため中止した。

 男の子は着物姿で太鼓ばやしを力強く披露。着物姿の女の子は高さ5メートル、奥行き5メートル、幅4メートルの山車の上であでやかに踊り、会場を盛り上げていた。「福井県住みます芸人」の飯めしあがれこにおさんによるお笑いライブもあった。

 区長は「こんなに盛り上がったのは久々。開催できてよかった」と話していた。

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