敦賀港エリアに点在するオブジェや記念碑などを巡り、謎を解き明かす「時空列車への招待状」=4日、敦賀市金ケ崎町

 福井県敦賀市の敦賀港エリアを舞台にした体験型謎解きゲーム「時空列車への招待状」が8月6日始まる。謎解きシートを手にエリア内を巡り、オブジェの形や、石碑や看板に書かれた文字を参考にゲームを進め、合言葉を解き明かす。開催は10月末までの土日祝日。

 子どもから大人まで謎解きを楽しみながら、まちなか散策してもらおうと市が企画。信州大の学生らでつくる体験型謎解きイベント制作団体「だいがく謎解きゲーム信大回廊」がコンテンツ考案を担当した。時空列車シリーズは2020年に「敦賀駅編」、21年には「気比神宮編」が展開されており、今回が最終章となる。

 資料館「人道の港敦賀ムゼウム」で謎解きシートを受け取りゲーム開始。金ケ崎緑地にある高さ約7メートル、直径約60センチの赤い円柱のオブジェ「地球と握手(大地の呼吸)」では形状とシートに書かれた問題を見比べながら数文字の言葉を導き出す。市金ケ崎緑地休憩所(旧ムゼウム)前にある石碑「自由への扉」では刻まれたヘブライ文字とあみだくじで謎に迫る。スタンプの絵柄や、設置された看板の地図上の地名も参考に判明した場所に向かい、さらなる謎に挑戦。合言葉を突き止め、敦賀ムゼウム受け付けで報告するとゲームクリアとなる。

 謎が解けないときは地図に書かれたヒントスポットに向かい「ヒントブック」をもらう。対象年齢は小学校中学年以上。低学年は保護者同伴で楽しめる。所要時間は2~3時間程度。

 「敦賀駅編」「気比神宮編」も同時開催する。謎解きシートは気比神宮編は市立博物館、敦賀駅編は敦賀駅交流施設オルパークで受け取れる。

 参加無料。午前9時~午後5時。詳しくは、特設サイト(「時空列車への招待状」で検索)か、市観光交流課=電話0770(22)8128。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)